圧迫面接。批判の多い採用方法の一つですが、対人の仕事が多い業種では、まだまだ存在します。
今回はこの活動をどう乗り切っていくかを考えて生きましょう。
目次
圧迫面接の大前提
アナタを採用したいからこその圧迫面接
圧迫面接を受けて、「企業は私なんか採用したくないと考えているんじゃないか?」と思うのは大きな勘違いです
まず、企業側は「いい学生を採りたい」と思い、「費用をかけて」採用活動をしています。そんな中、お金をかけて「ただ単に学生いびり」の目的で圧迫面接をすることはありません。
更に「面接」まで進めたということは、その前の選考を通過した。ということです。企業側は「アナタと採りたい」と考えているのです。
手法が良いか悪いかは別として「圧迫面接」を通じて、あなたの人間性を図ろうとしているのです。
アナタを採りたいと考えいるから圧迫面接をしている
ということを理解してください。
面接官も「仕事」で演じている
これをシッカリ理解しましょう。
「1次面接は圧迫面接で実施する」など、会社の方針として決まっているわけです。また会社によっては、面接官の個人の裁量で「圧迫面接」によって学生を計っている方もいます。
いずれにしても「アナタをいじめたい」わけではなく、「試している」のです。
感情を出すのは圧迫面接の最悪の対応
これらの企業側の考えを正しく理解していないとと最悪の対応をしてしまう学生がいます。
最悪な対応とは
- ムキになる
- 泣き出す
- 黙り込む
です。
特に、学生時代にディベート・議論などを経験していない人ほど感情的になってしまいます。
圧迫面接で感情を表に出すのは最悪の対応です。
企業側は、どんなときにも論理的にあるいは冷静に。機転を利かせた回答が出来るか。を見ています
簡単に言うと「器の大きさ・頭の回転の速さ」を見ているわけです。
これを感情的に返してしまうということは「人間としての小ささ」をあらわしてしまうことになります。
圧迫面接は実際の仕事の難しい場面をシミュレーションしている
実際、働き出すと、部門内折衝やお客様との商談など、多くの議論の場があります。
更に、新卒当初は全員年上です。
ここでのプレッシャーに比べたら圧迫面接のプレッシャーなんて、屁みたいなものです。
圧迫面接くらい余裕で乗り切れるようになっていないと、立派な企業人にはなれないと思います。
例えばあなたが、年間取引100億程度ある大手取引先の担当になって、相手からものすごい理不尽な要求を受けた際に「怒り出したり」【泣き出したり」できますか?あなたの方には会社の100億が掛かっている状況です。
圧迫面接はこういう理不尽な状況をシミュレーションしようとしているわけです。
頭のいい学生や褒められて育ってきた学生ほど、圧迫面接を受けると「こんな企業こっちから願い下げだ」という反応をします。
しかし、実際の仕事では、「個人の気持ち」では動けません。「100億の取引は、こっちから願い下げだ」なんて言えない状況です。「こっちから願い下げだ」と交渉を放棄して逃避するような人や、それくらいの志望熱意しかない人は、要らないわけです。
勉強と違って、仕事では「これから圧迫面接を開始します」など、誰も問題を提示はしてくれません。自分で把握し、その場で臨機応変に対応できる人こそが仕事が出来る人なんです。
圧迫面接で面接官に言い返してやったと自慢げにSNSに投稿する人もいますが、自分の貴重な時間を割いて何しているの?という状況です。面接後には面接官にも嘲笑されていることでしょう。
圧迫面接はゲーム
圧迫面接はゲームです。
面接官に何か言われたところで、面接に落ちたところで、殴られるわけでも、お金を取られるわけでもないんです。
ゲームでモンスターに襲われる場合と同じです。うまく攻略法方法を駆使して面接官を攻略しましょう。