こんにちは管理人のシタラです
前回の記事で、企業は「安心できる人」を採用したい事をお伝えしました。
前回の記事 超長戦略的就職活動①:基本 企業は「いい人」を採りたいわけではない! |
企業や、採用担当者が「安心できる人」と思う人はどういう人でしょうか? エントリーシートや面接でどう表現していけばいいでしょうか?
志望動機、自己PR、例文をマネする、以前に、もっと重要な大原則があります
今回はこちらについて記載していきます
いつまでたっても内定ゼロの方は必見です
目次
採用担当者を「安心させる」ためのポイントとは
企業を安心させる方法の結論だけを最初に簡単に記載しましょう。
エントリーシート・グループワーク・面接それぞれで数々の戦略・裏技がありますが、今回は採用担当者を安心させる一番重要なポイントに絞っていきましょう。
選考プロセス序盤(応募・エントリーシート)
- 次の選考に進めて失敗しない人
- ちゃんと「入社を志望」してくれている人
(練習や滑り止めの受験ではない)
選考プロセス中盤(面接)
- 組織内で調和を乱さずうまく、周りと協力してうまくやっていけそうな人
(自分の部下になった場合、うまく活躍してくれるか) - 内定キャンセルしないか
- これがある前提で+「いい人」であること
選考プロセス終盤(内定前)
- 人事担当者 内定キャンセルしないか
- 会社役員 「いい人」であること
今回は「選考プロセス序盤(応募・エントリーシート)」について記載します
選考プロセス序盤(応募・エントリーシート)
エントリーシートは採用活動の最初の一歩です。
このエントリーシートに通過できると一次面接、あるいは試験へと進むことができます。
採用の入り口であるエントリーシート、大手企業・人気企業には膨大な量が届きます。
エントリーシートの役割は、企業が大量の希望者を対応できる人数に絞り込むためのものです。
SPIやTOEIC、面接など全てにコストが掛かります。企業側はSPIでは1名あたり5000円程度の費用が掛かっています。
つまり、エントリーシートの次から本格的な選考が始まるといっても過言ではありません。エントリーシートでは「選考対象にしても安心な人」を選別します。
エントリーシートでは
面接や次の選考に行かせても大丈夫な人
であることを的確に伝え、採用担当者を安心させる必要があります
エントリーシートの評価方法・基準
エントリーシートの評価は膨大な数をこなさなければいけないので、一般的に「平社員・あるいは外注先」が評価を行います。
次のステップの「面接」などからは、係長クラスもかかわってきます。選別する平社員からしてみると、「変な人」を次の選考に通してしまうと上司から怒られてしまうわけです。
更にエントリーシートは、その後の面接の参考資料にも使われますので、「役員クラス」もエントリーシートを読む可能性があります。(ちなみに私が働いていた一部上場企業では最終面接は「部長クラス」でした。)
エントリーシートでは平社員が上司に対して「こういう理由で大丈夫な学生だから通した」と自信を持って説明できるような人物であることを表現しましょう。
企業にしてみれば、膨大な量の応募が来るわけですから、
不安要素が少しでもある人を通す必要はまったくない
のです。
このツボを抑えておかないと、どれだけ記載内容をがんばっても通過することは出来ません。
ESで採用担当者が不安になるポイント
1.字は下手でもいいが、幼稚な字・癖のある字はNG
会社に入るとお客様への手紙や宛名など、自分の手書きが社外にでることがあります(昔より圧倒的に減りましたが)
つまり、
会社の文書が、あなたの字で表に出てしまって恥ずかしくないか
が見られています。
何度も書いているとおり、企業は失敗することを何よりも嫌います。
「こんな文字で会社の手紙を出されてしまったら失敗してしまう!」と思われてしまうと、その時点で「ご縁がなかった」となります。
キレイな字であることがベストであることは言うまでもありません。
しかしここで重要なのは「恥ずかしくない字」であるということです。下手でもまったく問題ありません。
問題なのは、「幼稚な字」「極端な癖時」です。
幼稚な字
そのままのですが「小学生のような字」です。言葉での表現が難しいですが、
- 文字のサイズがばらばら
- 文字の基準線もばらばら
- 縦線や横線がいろいろな方向に向いている
- とめ、はね、はらいが意識されていない
極端なクセ字
- 極端な丸字になっている
- 字はうまいが崩しすぎ
特に大手企業では、手書きのエントリーシートは最近減りました。しかし選考過程で手書きの書類を出すことは1度は必ずあると思います。
「就職説明会の記名式アンケート」も要注意です
2.その企業のことをちゃんと見ているか?
面接に進んだ際に、ロクな受け答えができないような人は、エントリーシートで落としておく必要があります。
そこで最初に見るポイントは
自社のことを、この学生はちゃんと知っているか?
です。
面接で、「弊社のどの事業で活躍したいと思いますか?」と聞かれて、「営業なら何でも頑張ります!」なんて答えるような学生を通してしまうと、エントリーシートを通した平社員は上司から怒られ責任追及されてしまうわけです。
実際には、そんな答えする人はほとんどいません。
しかし、上にも書いたとおり、大手企業には膨大な量のエントリーシートが届きます。こういう不安要素がある学生を落としても、まだまだ候補者がいます。あえてこういう不安要素のある学生を通過させる意味はないのです。
つまりエントリーシートの段階で
私はアナタの会社のことや事業内容をよく理解しているよ
理解したうえで○○な仕事がしたくて本気で入社したいから応募しているんだよ
ということを表現することが重要です!
エントリーシートは足きり
エントリーシートは要は「足きり」です
学校名、学科、TOEICなどの点数、容姿など含め、企業がほしい人材の基準に達していない人や不安要素がある人を落とすためのものです。
学歴は就職活動時はどうしようもありませんが、その後に何とでもなるところはシッカリと意識して戦略的な就職活動を心がけましょう!
私は不安要素がない人間ですよ
と伝えることが重要なのです